上がビフォーです。
目も当てられない酷い有様である。
重い鬱を抜けて、断薬して、引っ越しも重なって、過食が止まらなくて1番苦しかった時だなあ。でも腹筋はめちゃくちゃしてたから腹だけは割れていた。後ろこんなんなのにね。すごいな。この自分の後ろ姿に衝撃を受けて、心の状態も最悪で、紙に書いてもカウンセリングしてもダメで、じゃあもう身体から変えてこうって思ったの。心の方だけに集中してもどうにもならなかったから。アプローチの方向を変えて、真面目に筋トレを始めたのがちょうどこの頃。
ジムには行けないから宅トレで、お友達がトレーナーをしているからzoomでフォームを見てもらったりして。3kgダンベルとバンドで1年くらい地味コツにやってみたんだ。めっちゃ地味だよ。
そしたらやっと最近「あれ?なんか肩がいい感じかも」と思えるようになって、去年はダメだったTシャツが綺麗に着られるようになっていた。肩で布を張らせるとシルエットが整うんだなと知った。引きで見た時に貧相にならない。
気付いたら心も随分と元気になって、「痩せたい」よりも「ここのラインをもっとこう整えたい」と思うよになっていて、無意識に避けていた炭水化物も摂れるようになって、諦めていた「食事を普通に摂る」ができるようになっていたんだよ。気付いた時嬉しかったなあ。ずっと欲しかった「普通に食べる、筋トレが習慣化する」が手に入っていた。
まだまだ脂肪もあるし顔は丸いし決して華奢なわけではないんだけれど、「デブやなあ」と自分の身体を見て思わなくて済む。これはわたしの精神衛生上とてもよいこと。
服を切り刻んだのも、もう半年以上前な気がする。
筋トレが全てを解決する!筋肉は最高!運動は正義!みたいなのは絶対に違うと思うし(出来る時と出来ない時があるし解決できないものもある、三島を見ろと誰かも言ってた、身体を強くすることが心を強くすることに直結するわけでは決してない)、人それぞれ体型の最適解はあると思う。
私はもう26で、いつまでも画面の向こうの外国人に憧れる時期はとっくに過ぎていて、この先一生自分の身体にイライラして心まで殴り続けるのは嫌だったから筋トレをやることにした。
筋トレと勉強は似ている。
自分の意志ひとつあれば結果がちゃんと出るところがすごく好き。
なんやかんやで「ここをこうしたい!絞りたい!」がまだまだあるからこれからも筋トレを続けていきます。
これは最近の腹。