朝ぼらけ

遠浅

今日は休み

再来週の日曜分の振替らしい。

その週の平日に欲しかったと言ったら、先輩がもう休みをとっていてその人に応援を出すからあなたの分は無理と言われた。

さっき連絡が来て、金曜は1315までになった。

日曜出勤分の労働時間オーバー分をそこで相殺するらしい。その週の平日に帰らせて欲しいと言ったら、予約数からしてかなり混むから無理と言われた。


あまりにもつらかったので、信用できる大人(※私は既に『大人』なんだけど感覚の問題ネ)にLINEを入れたら今会議中だから待ってと言われて、しばらくしてからリモートで自分の分の発表が終わったからと通話をくれた。声を聞いて泣いてしまって爆笑された。「労働階級じゃん」と言われてウケる。その通りである。20代のこの何やっても許される/ギリ若さでなんとか走れる時期に、なぜ私は福祉を受けていたり全てを諦めている人間に怒鳴られて過ごさねばならないのだ??そもそも私はそのランクの、労働力として使わられることしか出来ない人間だったのでは??ならば今の環境は妥当か??いやそれにしてもですね??ということを矢継ぎ早に話して、私が少し落ち着いたところで間髪入れずに「寝た方がええで」と言ってきた。グゥ。トランス状態だったのは自覚しているけれども。

TOEICの申し込みをしようとして知ったこと、ここは毎月行われていなかったし下手すると定員以下で見送りになる回もあるらしい。とんでもない。これもまた爆笑された。「すごい土地に住んでんな」。とりあえず3月に開催されることを祈りつつ申し込みした。あとはコツコツ積んでくだけだ。

ここにいたらだめになる。楽だなあと思っていたし今もたまに思うけど、文化として得られるものが少なすぎる。人が少ないのはいい。歩きやすい。でも景気のいい服を着ているとかなり視線が飛んできて億劫。マトリックスキングスマンも1日に1本しかしていなかった。呪術廻戦に殆どのスクリーンが使われていた。フィッシュネスバーガーはいつの間にかいなくなっていた。開かれた可能性とか、平等に与えられるナンチャラなんてのはあまりにも真っ赤な嘘である。いちど東京に住んでしまったから分かる。都心信仰!みたいなのとは違うランクの話だ。私はいまだに銀座のあのパン屋で働く白エプロンをしてやや髭を生やした若いにいちゃんをうらやましいと思う。そこに生まれ落ちたことが、実家がそこにあってその中で「良さそうだな」とかなんとか思ってシティベーカリーで週4バイトか何かを選べることが。本当は茨城とかの出身なのかもしれないけれど。


電話口で「今月あと2回夜勤があるけどまあ私看護職じゃないし、看護職の人からしたら余裕なんだろうなって思うし、でも私の体力的に全然余裕じゃないしなんだこの仕事って思う」とぼやいたら「昼だけの仕事に就けば?」と言われて「そんなんコールセンターしかないよ」と返してまた爆笑された。ワクチン関係で臨時に設置されたコールセンター、想像するだけで頭が痛い。これも選べるだけ贅沢とか言われるんだろうか。いやいやこれは権利です。


観たかったラストインソーホーは小さなシネマでだけ最近かかっていて、今日行こうとしたら休館日でこれもまたグゥ。

そんなことを考えながら問題を解いていたら窓に叩きつけるような雨水が走っていて驚いた。あとものすごく肩が凝っていてそれにも驚いた。スマホ首とかスマホの見過ぎとか、勉強で下向いてるのも同じやろがいと思う。

半年前は慣れるのに必死だった。

新しい株でどんどん人がいなくなって、今いる人間が千切れるくらい走っている。私だけが辛いんじゃないかもしれないし他にも辛い人がいるのかもしれないけどその事実はその事実だし私の感情は私の感情である。混ぜこぜにするなと言いたい。

オミクロン蔓延の間は仮死状態の覚悟を持とうと思った。やれることだけ積んでいく。なんか太ったのでそれもどうにかしたい。いい加減この辺から解放されたいんだよな、ずっと何かに飢えてるよな。