朝ぼらけ

遠浅

控えも替えもなんもいらねっ

一人になりたくても人だらけ seria行くのにも一苦労なわけ

↓セリアの書類整理用フォルダ(便利)を買い足したく検索したら出てきた説明と行き方。おそらく一番重要であろう単語たちが何を指しているのか全く分からない。エスト?どこ??私は何を東へ抜ければいいんだ。

 

 

 

最高な同人誌が届いた。

 

↓すごく丁寧に作られたと分かる表紙

 

アイドルマスターシャイニーカラーズの同人誌なんだけど、メインに据えられているのがアイドルではなくそれを応援する(推す)人たちなのだ。すんばらしい。うれしい。こういうのが読みたかった。友達がRTしてた(当時はRT)のが目に入って、4枚並べてツイートして頂いていたぶんをすべて読み、通販出しますとのことだったので数年ぶりにとらのあなへログインして手に入れた。

アイドル。アイドルといえば6人の大男たちのことを語らずにはおれんだろうよ。事務所こそ旧ジャニーズでありますが、レーベルはSONY(ここツイッターでよく見る斜めでBoldなフォントね)でありまして、ステージの上で・アルファードの車内で・それぞれが力を注ぎたい場所で・スタジオで、歌い踊り喋り騒ぎ笑い最高を更新していく男たち。名をSixTONESという。

↓これは今朝電車で考えてたアラシソロ曲とのMIX、異論は認める。たくさんほしい。こんなんなんぼあってもいいですからね。

 

櫻井翔はステージ上終身雇用と歌い上げたわけだけど、それが容易なことではない、ということを私はさすがに知っている。同じ歩幅で、違う人間同士で、それぞれの目指すものへ走っていくことの難易度たるや。その上で「ステージの上のアイドルはいつだって最高」を叶えなくてはならない。とんでもないことですよ、これは。だから今この時を全力で追っかけて、彼ら彼女らが作り出すまばゆいゴーストを可能なかぎり目に焼き付けたいと思うわけである。

 

~脱線~

◇推しという単語について

アニメ等々のいわゆるクールジャパン(笑)なコンテンツが開かれて以降、それまでのコミニュティ内での通念が蹂躙されているような気持ちになっている。推しという言葉、先の同人誌でも触れられているけれど「毎日を彩ってくれて、鮮やかにしてくれて、センキュー!LOVE!」という対象に使うような性格の言葉だと私は思っていたわけだけど(ヒトモノかかわらず)もちろんその中にグラデーションがあることも分かっていたし、いわゆる過激なオタクはそれでも過激派としてうまく住み分け出来てたんじゃないかと認識している。で、それが社会(社会)でも通用するようになるのか~、「推し」って言葉がもつニュアンスを説明しなくても共通言語として持てるの楽だな~!って思ってたんだけど、いやーーー違った!ぜんぜん違った。一方的に「逆に・あえて」使う(オタクっぽい用語を)の単語代表認定されて、勝手に飽きられて、しゃぶりつくされた後に残った「推し」という単語のザマをみてよ。言葉はそのままなのに、死んでいる。死体、死体ですよもう。かなしい。推し、というと風が吹けば飛ぶような軽さで変わる愛を向ける対象のこと・そのほか邪な感情をぶつける対象のこと・理解なんぞせず愛でればよい、愛でるのじゃ、って感じになってりゃせんか。同一化とか。私はそれがとても悲しい、し、エモを食い尽くされた時と同じだなと思う。クッ、いわゆるお気持ちってやつをやっちまったぜ。

~もどる~

 

SixTONESについて

出演番組ジャンルに関係なく無条件録画とか、全雑誌購入とか、ラインスタンプ全部そろえる、というタイプではない。Youtubeと円盤と個々人のブログと、あとラジオ。ラジオから入ったから。長めのインタビュー記事は全部読む。そんな感じでゆる~く追ってるわけだけど、それでもやっぱり、音楽番組に出る!ってなったときはカレンダーに「FNS」とか書くし、円盤発売日が決まったらスケジュールに入れるし、インスタ/Youtubeライブするってなったらそこに向けてお風呂の時間を調整したりする(けどこれらは基本ゲリラで行われる。サプライズが好きなのか告知忘れてんのかいつも怪しいなって思っている)。彼らのパフォーマンスは絶対的に楽しい。ふざける田中も、自パートはきっちりしっかり本気で歌いきる京本さんも、他メンバーのわちゃわちゃも全部混ざって一つの味になっている。毎度不朽の名作が誕生しちゃってるね!かっこいいとかかわいいとかより楽しいのが先に来て、だから好きなのかもしんない。もちろんライブのDVDとか観てたら「うつくしすぎる」とか「王子様でお姫様じゃん」とか言ってしまうんだけど...。あとはスポット的に良いというよりここまでのすべてが乗っかって(勝手に)、良い…となることが多い。こいつとは気が合わんって思ってた同士が「でもこいつ、このジャンルはすごいんだよな…」って腹の中では認めてましたとか、6人で泊まるのとか無理って言ってたのが墓入るときも6人だよな!って言うようになったりだとか(怖い)、人、ひとだな、変化含めて人を見せてくれるのがすごく好きだなあって思う。ラッピングされてるとしてもさ。時代や老いも君と見たいな…。一回ドラマの撮影で集まって、そのまま解散して、やっぱりあの6人がいいって直談判して、いざ組めてからも中々デビュー出来なくて、都度都度高い壁が現れて、その度に乗り越えてきた6人。私はその過程をリアルタイムで見てはいないけれど、下積みだけでそれぞれ10年は費やしている。そんな彼らが今はドームを一杯にして6色のペンラがぎっしり敷かれた中を走っててさ、もうね、あのー、チケットが取れん。無理。名義増やすにも元手がねえ、死ぬまでに現場入りてえ、管巻いてても始まらねえ、クーーッ!メンバー同士の不仲説あるので検証しますってやった時から何年...?ついにLINEを友達追加しましたね...おめでとう...。個々人がそれぞれに適したやりたい仕事をやって、最大値を出して、それを積み重ねてグループに還元していくっていうその様よ、being...。

ファンネームは決めないし目標も立てないしダンスを揃えるという概念はないけれど、それは彼らが自分たちのポテンシャルを発揮するためにそういうのいらないよね、ない方がいいよねって決めているからで、そのスタンスでしっかり結果を出している。目標は決めないけど向いてる方は同じっていうさ、そこがも~、ぐっとくる。かっこよすぎるでしょうが。アーティストだなって思うライブでの振る舞いも、多様なジャンルの歌をしっかり自分たちのものにする地肩の強さ(強くするために血反吐吐いてきたんだろうと思う)も、こたつに入ってだらだら話す友達みたいな雰囲気も、ぽろっと言ってくれる言葉も、全部全部好きである。

大男たちと言ってるのは誇張でなく全員がデケェからです。6人でいると分かんないけど。しんたろ氏はあと一か月でリーダーが終わりますね。来年は誰なんだろう。彼らはじゃんけんでその年のリーダーを決めている。じゃんけんで勝つということは運がいいということだ、運のいい奴が頭をやった方がいいだろうという理屈である。提案は大野さん。新春のオリコンニュースには「田中がグー、森本がパーで死闘を制した」と書かれていた。笑かせにきている。

 

◇シャニについて

そこでアイドルマスターシャイニーカラーズなんだけども、これも言ってしまえば人(キャラ)の変化をもーのすごく丁寧に描いてくれるから好きなのかな。

いわゆるバケモンシナリオライターが常駐してるともっぱらの噂なんだけど、それと関係なく市川雛菜のこの台詞が忘れらんない。

 

 

徹底的に自他境界がはっきりしている女こと市川雛菜。何がすごいってこれをアイマスというブランドの名を冠してやるのがすごいんだよ。ファンの皆さん大好き、プロデューサーさんっ♡!皆さんが幸せだと私も幸せです!がベースラインだからよ。(雛菜はライブシーンで「今日楽しめるかどうかはみんな次第です〜」とか言う)ちなみにこの「すきな人が自分のしあわせの全部」な女の子の話もあるのが私の買った同人誌です。ヒナ(雛菜のこと)のしあわせが私のしあわせってタイプ、その辺をあえて描きましたって言ってるのもすごいしその女の子は本当に幸せそうで生きててウキウキしてるのがなんとも言えない。シャニマスは二次創作もバケモンなのかもしれん。

私の推し(担当と言ったりもするけどシャイニーカラーズにおいて担当はシャニPでありユーザーは事務所の壁or窓ガラスの虫という認識なので推しという表現を使う)は別の子なんだけれども、シャニに出てくる子たちはみんな生き生きしていて過去があって脳があって悩みがある。この「脳がある」ように見える時の脳の解像度がレベチなところが他のテキストソシャゲとの違いだなって思っていて。頑張れって思うし何だこいつってなるしもっと話し合いでどうにか出来るくない!?(あるユニットでもう打つ手を無くしたP(プロデューサーのこと)がメンバーふたりをカウンセリングに連れていくシーンがあった、話し合いで解決の究極版である)と乱されることもあるけれど、ソシャゲで乱せるってのがまずすごいことだからな。質の高いコミュの打率は9割9分。石回収のためのスキップだっていいのにさ、そうはさせてくれないんだよな。そして声優さんたちのライブがやばい。髪型とメイクをキャラに寄せてくれるから、あ、⚪︎⚪︎だってなる&存在してる...!?とすら思う。歌もDance(変換したらこれになったけど面白いからこのままいく)も抜群なので、以前の合同ライブで「シャイニーカラーズのパフォーマンスがすごくてゲームも気になって始めた」という人たちもいた。(ただゲームシステムがクソなので長居してくれたかは分からない)

クリティカルな台詞に出会ったり、一生忘れられんような話を読めたり、ソシャゲっていう常に更新され続ける枠組みの中で「ゲームの話とTwitter企画つなげたろ!」みたいな、こちらとあちらの境界線を曖昧にしてくるようなやり方に毎度やられた...と思っている。サ終するまで一緒だヨ...(シャニマス派生の他のゲームに予算降りてるからバンダイ的に金取れるものとして認識されてんだろうし安泰じゃない?とあぐらかいてるけどいつ終わるか分からんのがソシャゲ)。

 

ストもシャニも、凪みたいな毎日の中で「お!」の波を作ってくれたりカレンダーの中で旗を振ってくれたりチケット当落でのどきどきをくれたり、好きになってから結構毎日たのしいな?と思うようになった。何かしらある。ありがとう、ありがとう、そしてありがとう。ちなみにオードリー若林は推しではないのかと以前の職場のひとに言われたことがあるけれど、信頼のおける、生きづらそうだけど生き抜いてきて最近なんだか楽しそうな親戚のおじさんポジション(概念)は私の価値観で推しという単語をあてるにはやや色が違うので推しではない。ドームという目標で彩りこそあるけれど、なにかが違います。藤井青銅の応援タオル欲しすぎるけど2月18日以降困りそうだからな…でステイにしちゃってる。青銅さんあと70年追加で生きてほしい。

4000字近く書いてて引いちゃった。