朝ぼらけ

遠浅

昼休み

イライラの消化。

その場面では「ハァ」というか鼻で笑うかして済ませた出来事を、24時間過ぎたあたりから思い出してなんじゃボケ舐めんとかクソがと腹を立てるのをやめたい。


40過ぎたオヤジがとにかく無理で、「ストーリーは〜」とか言い出したらそのでっぷりした腹を蹴って裂いてやりたくなる。やたらと意識の高そうなことを質問してきて、質問をする自分に酔っているのが見える。末広町のバーで死ぬほど見た。

行くのが2度目となる美容院では「でも女子会って『カワイイ〜(鼻声)』とかやるんでしょ?(笑)」と言われて、それは5,6年前のやつですね、今はもう絶滅危惧種だと思うとド真面目に返してしまった。向こうはよく分かってないみたいでハテナが頭上に見えた。もう行かない。あれも腹が立つ。自分で「俺濃いなあ、芸人になれるかも(笑)」と笑う沖縄のド田舎出身男。頭が弱いなとシンプルに思った。

美容院は髪を整えにいくところで、やたらと話しかけられて会話をさせられる場所ではない。私の髪だけそれなりに見えるようしてくれればいい。なんでお金が貰えるわけでもないのにおっさんの会話の相手をしなくてはいけないのだ、相槌を打って「すごい〜」と言わなければいけないのだ。全部やらなかった。向こうは最後の方黙っていた。

帰宅してぶつぶつ文句を言っていたら妹がURLを送ってくれた。髪オタクの彼女曰く ドライヤーヘアアイロン薬剤の種類トリートメントの銘柄従業員のヘアスタイルとダメージ具合を全て確認した結果、市内で割と上位に入るとのことだったのでブックマークをする。次はここに行く。秋口くらいに、多分。


すり込み。

悲しきかな私の仕事に対する考え方の基盤は前の職場で培われたものであり、雇用形態に対する考え方も前職に拠る。社員は仕組みを考え効率化を進め利益を上げ、派遣は言われたことのみ機械のように行い一切疑問を持たないこと。派遣に質問をさせるのは社員の指示不足でありマニュアル化が不十分であること。派遣が使い物にならなくなればすぐに新しい人間を入れること。


これが最近の私を悩ませている。

社員と派遣に対するこの考え方はすごく合理的だと思うし賛成(やや極端ではあるが) 。

でも最近、社員も派遣も差別なくいちスタッフとして頑張りましょう の雰囲気を目にする方が多くて馬鹿かよと思う。それなら給料差に意味がない。待遇とかも。あと派遣側の意見として、「差別されたくないんですぅ」なんてのもなくて、区別しろって言ってんだよ。ここまでは社員の仕事、ここからは派遣の仕事、の線引きをはっきりさせるべきだ。


がんばり次第では〜、とかバリバリ働く先輩女性社員がいて〜、とかに何の反応も示さなかったら先方がアレとなっていた。オヤジに媚び諂う頑張りならしないに極振りだしバリバリ働く女性はかっこいいと思いこそすれ憧れない。

逃げ恥のゆりちゃんになりたかった女は、ゆりちゃんになるにはデカいプレッシャーと握手をして大量の部下を引き連れ利益というマンモスに突撃する必要があると知ったときにあっさり掌を返した。住居で土偶をこねることを選んだ。土偶ってこねてたんかな。知らんけど。 オヤジはいつも若干古い価値観を、しかも1種類だけを押し付けてくる。汗臭いしカビ臭いし気持ち悪いし、シンプルに不快である。絶滅することを祈る。


今後の生の予測が全く立たなくてお手上げだけど、今こうなってるのも予測してなかったし多分大丈夫。

生理前なのも重なって牙を剥くスピードが3割増し。帰って寝たい。